かをるのフォルテッシモ

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サックスは色(仕上げ)によって全然違う!それぞれの特徴を徹底解説!

音楽大好きサックス大好きかをるです!

 

本日はサックスの色(仕上げ)によって何が違うか徹底解説したいと思います!

 ※まぁ偏見ですが

 

目次

 

 

まずは最もオーソドックス(基本的)な仕上げの

ラッカー仕上げです!

 

ゴールドラッカー仕上げ 

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最もオーソドックスなラッカー仕上げ。楽器全体に金色のラッカーをかけた物です。

ホルンやチューバ、トロンボーンにも使われる

まぁ要するに

よく見る色( ̄▽ ̄)

です。

音色としてはピュアでニュートラルなサウンドで艶やかな音を出します。

 

この色はマウスピースなどを使い分けることで様々なジャンルの音を出せますなー。

こちらは後で出てきますリアラッカーほどではないですがメッキ仕上げよりは錆びにくいのでラッカーポリッシュはそんなに使わなくても大丈夫ですね。まぁ磨くに越したことはないですが…

 

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リアラッカー仕上げ

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リアラッカー仕上げは磨いた真鍮の上に透明なままのラッカーをそのままかける仕上げ方法です。

なので楽器の色はゴールドラッカーに比べて少し明るい金色ですね。

音色としては素直でバランスの取れた、扱いやすいサウンドである傾向にあります。

 

このリアラッカー仕上げはゴールドラッカーに比べて外見の劣化があんまりないので良いですね〜

 

サックスのヤナギサワだと濃い金色の方が良いとよく聞きますのでゴールドラッカーの方が良いんじゃないでしょうか

 

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サテン仕上げ

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サテン仕上げとは本体の研磨時にハケなどで通常よりも粗く磨き、厚めに管厚を残したものです。

音に厚みが出て、重量感のある深い音がでます。

私が持っている楽器はこのサテン仕上げがほとんどです。

『正直サテン仕上げってどうなの?』

って思っていらっしゃる方いるでしょ?

 

心の中で手を挙げなさい🌝✋️

 

確かに私も今の楽器を買うまでサテン仕上げは眼中になかったです。マジでw

 

しかし!

なんとゴールドラッカーより柔らかい優しい音がなるんですよ!!マジでw

ビックリでしょ!?

だから楽器やネックを買う際はサテン仕上げも頭の片隅に入れておいてくださいねー

 

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アンラッカー(ラッカーなし)

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アンラッカー仕上げとは真鍮などの管体の素材むき出しのものです。

本来の鳴りを妨げる余分な物が無いので、抵抗感が少なくなり、よく管が振動します。

このためパワーがでて、管体本来の雑味を含んだサウンドになる。

雑味を含んだサウンド、つまりjazzにもってこいの仕上げですね。

ただし裸の金属むき出しなので表面が酸化し、くすみや錆が浮きやすいので、

気になる場合には定期的にポリッシュで磨き錆を落とさなければなりません。

 

このアンラッカー仕上げjazz専門でやる方以外は買わない方がいいとオススメしておきます。

吹奏楽したかったら少なくともこの色以外で買いましょう。

 

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金メッキ(ゴールドプレート)

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はいきました。みんなの憧れ

金メッキサックス!✨✨✨

もうこれ買えたらプロになるわw

金メッキ仕上げとは

真鍮などの管体に金メッキをかけた物で、芯があり太いサウンドがなります。

音に広がりが出てら輝かしい音色、メッキも管体と一緒に振動するためよりパワーが出ます。

 

真鍮地にはメッキの定着を良くするため、下地にニッケルメッキをかける事が多い。このため抵抗感が増えます。

 

あの須川展也さんや、田中靖人さんもこの

ゴールドプレートサックスを使用しています。

 

ゴールドプレートは抵抗感が強いので初心者の方にはこの楽器を買うことをあまりオススメしません。

なんせ価格なんと
100万円以上!(^O^)
一言で言うと
クソ高ぇ!!
その代わり響きは他の仕上げと格が違います。

 

もうマジで『プロになるぞ!』って決めている方や、相当お金にゆとりがある方だけ買うことをオススメします。

 

 

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銀メッキ(シルバープレート)

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この色もいいですよねー

銀メッキとは

真鍮などの管体に銀メッキをかけた物で、

やや明る目ですが、倍音が豊かで密度の濃いサウンドになります。

メッキも管体と一緒に振動するため、よりパワーが出ます。

真鍮地にはメッキの定着を良くするため、金メッキと同じく下地にニッケルメッキをかける事が多い。このため抵抗感が増える。

しかし、表面にクリアラッカーがかかっていない物は空気中の硫黄分と化合して表面に黒い被膜をつくるため、シルバーポリッシュで磨くなど、定期的に掃除しなくてはならない。

 

よくトランペットはシルバープレートが多いですよね。

トランペットの人でよくシルバーポリッシュを使った楽器を磨いている人見かけませんか?

 

やはりあれは銀色の宿命でサボったら瞬く間に黒くなるんですよー(クリアラッカーなしだったらね)

でも銀色のサックスなんか見かけたら

『うぉすげ〜』

ってなりますね。

それくらい使っている人少ないんですよ。

サックスではね。

まぁこのシルバープレートゴールドプレート

 に比べて比較的値段が安いので手は出しやすいと思いますよ。

 

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ピンクゴールドメッキ

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可愛い色来ましたよー〜〜

女性からするとこの色羨ましいんじゃないですかー?

ピンクゴールドメッキの特徴は

真鍮などの管体に金・銀・銅を混ぜ合わせたメッキをかけた物で、

芯があり太いサウンド。銅が含まれているのでGPよりも柔らかい音色になります。

メッキも管体と一緒に振動するため、よりパワーが出る。

真鍮地にはメッキの定着を良くするため、

金メッキ銀メッキ同様下地にニッケルメッキをかける事が多い。このため抵抗感が増える。

 

このピンクゴールドメッキを見かけたら私だったらガン見しますね確実に

それくらいいいなーって思う仕上げです。

 

金メッキの性能に更に銅の性能を付け加えたもの。

つまり、遠くまで響いて且つ柔らかい音色これほど欲しい人はいないでしょう。

吹奏楽やってる人からしたら。

 

ただし、金メッキに銅を混ぜたものなので

金メッキより余裕で高くなりますw

その価格

約150万円!!

例によって

クソ高ぇ!(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

なので金に余裕がある人だけにオススメします。

じゃないと破産します。笑笑

 

最後に

ブラックニッケルメッキ

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もしこのブラックニッケルメッキ見かけたら3度見くらいしますね。マジで

 

みなさんこのブラックニッケルメッキ

JAZZフュージョンでしか使わないって思ってるでしょ。

たまに吹奏楽でみるかなーくらいで。

 

ところがびっくり

ブラックニッケルの楽器は、バリバリ感をなくそうと思えば、

  1. 息のスピードをより「暖かな息」にする。
  2. 喉を開ける、
  3. タンギングをきつくしない

ことで易々とクラシカルで澄んだ音色を奏でる事ができます。少ない息で音も伸びますのでホールでもよく響きます。

 

またピアニシモのコントロールも恐る恐る=音にならない 

ではなく、小さな音でもきちんと発音しますので、少ない息でのコントロールがしやすく、むしろ吹奏楽などで演奏しやすいといえます。

 

一方でポップスを吹くときには、息を沢山いれ(どこまでも息が入り、どこまでも「鳴り」ます!)、舌つきも強めに吹くと、もの凄く音が立ちます。

 

ね?

ブラックニッケルいいでしょ?

口の形を変えることによってどんなジャンルの音楽にも対応できる素晴らしい仕上げですわ。

 

 

以上!

長々話しましたが色(仕上げ)によって全然違うでしょ?

みなさん自分にあった色を選んで音楽生活を楽しんでくださいねーーー